BuriKaigi2020主催参加&発表してきた
富山県では Tech系のセッションを楽しんでから、富山の本物のブリを楽しむ "BuriKaigi" という何やらコンテキストの理解が難しい名物イベントが例年冬になると開催されている。
BuriKaigi2020 & Ruby
というわけで今年もBuriKaigiが開催された。
昨年までは一般枠で参加して、酔った勢いで軽減税率をdisるLT*1をするなど自由気ままに楽しんでいたが、今年は主催側の一人として参加した。
BuriKaigiは昨年までは、基本的にはJava系とMS系の2トラック構成だったという認識をしているが、先日開催した富山Ruby会議*2が有難いことに想像を超える大盛況となり、そこからの流れで主催のなぎせさん(@nagise)から「今回はRubyトラックもやろう」というお話を頂いた。
富山Ruby会議では自分はあくまでもメインスタッフの一人という位置付けだったので、「よーし今度は自分ががんばるぞ!」という気持ちで引き受けた。
なんやかんやあって自分も話した
富山Ruby会議はそれなりの準備期間があったので、スピーカー調整をする時間も十分にあったが、今回は引き受けてからの期間が短かったこともあり、枠をすべて埋めることができなかった。(くやしい)
そんな中、Ruby枠で発表して頂いた皆様には心より感謝しています。
最終的には25分が2枠余ったので、同じくRuby枠の調整をしていたふぁらお加藤さん@PharaohKJと私で1枠ずつ話すことにした。
話したこと
自分がそこそこ知見があるということもあり、最初はレガシー改善系の話をしようかと思ったが、つい最近のKanazawa.jsでのLTで同じネタを使ってしまい、しかも予想よりも反響があったので「さすがに同じ話をこの短期間でするのは何か負けた気がする」ということで、まったく別の話を考えることにした。
Vue.jsのwatchやらcomputedやらの仕組みを話そうかな、とかも思い浮かんだけど、参加者層的にフロントエンドの話はあんまり面白くないかもな〜と思ったのと「Ruby枠として調整してる自分が一体何を..!?」というので踏みとどまった。
最終的には、Ruby枠で話す唯一の地元富山県在住のスピーカーは私だけだな、と気づいたこともあり、せっかくなら富山に生きるエンジニアとして、ここまでの数年間を振り返ってみる話をすることにした。(結局Rubyの話をしていない)
発表資料です
— mugi (@mugi_uno) 2020年2月1日
Javaを富山でやってたはずがSwiftのためにMacBook買ったらRubyでリモートワーカーになってJSの本を出版するまでを思い返す https://t.co/zAB5T47qS0
「自分の話」を発表するにあたって、資料や話すときに激しく気を使ったのが、なんというか「どうだ!すごいだろう!!」みたいな雰囲気にならないようにする点だった。
自分の話をするということは、自分が過去に何かを選択したときの話をすることになるが、それはつまり逆側の選択をしている人から見ると「それは違うだろ」と感じる可能性もある。
あくまでも "自分のここまでを振り返ったときの個人の意見です" という点に注意して、誰かを傷つけたりすることのないように、かつポジティブな内容になるよう配慮したつもりではある。
なお当初は、「なんやかんやあったけど技術書典出たら本出せて楽しかったよ!!」 的な話をしようと思ってた。ただ、資料を作ってるうちに 「別に技術書典自体が根幹にあるわけではないのでは...??」 と思い始め、自分は一体何をしたんだ..?と考えた結果を自分なりに解釈した結果、深夜に吐き出されたものとなっている。
参加者としての感想
ずっとRubyのセッションが集中しているルームCにいた。
全セッションとても楽しく聞いていたが、個人的に強い関心があったことから、直接DMを送って登壇をお願いした フィヨルドブートキャンプ @komagataさんの話がとてもよかった。富山という遠い地での登壇を快諾頂き感謝申し上げます。
ボンヤリとプログラミング教育的な部分に関心を持っていたのと、ここ最近世の中に漂うエンジニア爆アゲみたいな空気感にずっとモヤモヤしてて、それが自分だけのものなのかを確認したかったというのがあった。セッション内容だけではなく、懇親会含めてお話できて色々とスッキリした。ありがとうございました。
来年以降
BuriKaigiの運営Slackに早くも#2021
チャンネルが爆誕していたので、主催者側の一人として来年も頑張ることはとりあえず確定した模様。
発表者としては、「地方エンジニアとしての話を地方でする」というのは一定の需要があるとは思っている。ただ、もし外部から要望を受けたら話すとは思うけど、自分からこういったネタを積極的に持ってくるのは暫く控えようと思う。
こういう話ばかりを続けるのは、胡散臭い自己啓発セミナーの類に近づいてしまう気がするし、そういうのじゃなくて技術的な面で発表して、間接的に地方エンジニアとしてアピールしていきたい。
もし来年も機会があれば、今度は技術ネタで登壇するぞ!と思った。
そんなことよりブリしゃぶですよ!!!
で、そんなことよりもですね!!!
今年のブリしゃぶが本当にヤバかったんですよ。
毎年BuriKaigiのブリしゃぶは絶品なのだが、今年はなんというかレベルが違った。 (なお数年前も同じ会場だったらしい)
めちゃくちゃ美味しかった。 来年も楽しみです!!