新卒で入社した地元富山の企業を辞め、3月からリモートワーカーになりました。
Toyama.rbに来てくれた人などには直接話したりはしてるのですが、一応3ヶ月間は試用期間ということもあったので、ブログには書かないでいました。
(とはいえ、すでに開発ブログで自己紹介エントリを書かせてもらったりはしてるのですが)
転職に至るまで
前職は、いわゆるよくある中小SIerで、基本的には受託開発がメインでした。
ブラックとかそういう類の会社ではなく、わりと良い会社だったのではないかと思います。
ただ、昔ながらのウォーターフォールでの受託開発という性質上、工数(みんな大好き人月計算)と納期との戦いになり、本質的な価値に繋がらない部分に大きなコストをかける必要が多いことに「ぐぬぬ〜」と日々感じる生活をしていました。
自分も含め、環境を変えようと頑張っている人が少なからず存在してはいたものの、社内にも社外にも色々としがらみがあったりして、やはりそう簡単には変えられないのが実情で。
年齢もそれなりになってきて、「このままでいいのか?」と改めて考えた結果、受託開発ではない、 自社サービスを提供している環境で働いてみたい!という思いから転職することにしました。
「〜が悪い」「〜がイヤ」というよりは、会社の目的と自分の方向性がマッチしなくなった、という感じかも。
勉強会に参加するようになったり、Toyama.rbをはじめて違う世界の人に話を聞く機会が増えたりしたことも大きなきっかけになったと思います。
ただ、前職では自分の近くで一緒に仕事をしていた皆さんは良い人が多く、特に最後の上司は現場が自由に動けるよう尽力してくれていました。
そのおかげで通常では難しいような挑戦的な技術選定を行うこともできたので、今のスキルセットに繋がっている部分もあり、とても感謝しています。
リモートワーク
やりたいことをやろうと思ったら、さすがに地元で探すのは難しく、リモートワークという手段を取る必要があった、という感じです。
あくまでも、ちゃんと自分とマッチする会社だろうか?というのを最優先に考えていたので、その上でリモートワークができる会社が無かった場合は転職は諦めていたかも…
現在のところ良い環境に来れたと思っているので、この時の考えは間違ってなかったな〜と思います。
肝心のリモートワークですが、過去にソニックガーデンの倉貫さんにお話を聞いたり、なぜかToyama.rbに多数のフルリモートワーカーがいて相談し放題で何となくイメージできたり、という恵まれた状態だったこともあり、それほど心理的抵抗もなかったです。
いろんな人から「運動不足になるよ〜」とか「体に気をつけて〜」と言われることもあるのですが、冷静に考えると、もともと運動不足なのであんまり気にしてませんでした。 (リモートワークとはまた別の問題として運動しなければいけない、という気持ちはある)
実際転職してみて
今までと一番違うなと思うのは、全員がちゃんと作ってるものの価値とエンドユーザのことを考えているな〜という点。
受託開発の場合も「お客様の価値を〜」みたいなことを聞く機会もありましたが、まあ正直ほぼ綺麗事を並べているだけで、実際は納期までにいかに納品して検収を終えて利益をあげるかが一番重要だったのではないかと。
今の環境では、たとえばボタンの文言1つを決めるだけでも、それが必要なのであればちゃんと時間をとって議論しよう、という姿勢はいいな〜と感じます。
技術的な話をすると、「レベル高くてやべー!」と日々ひぃひぃ思いながら仕事してる感じ。
残業はほぼゼロなのですが、かなりスピード感があるので、1日働くともう十分疲れます。
個人的には一気にレベル1に戻った気分ですが、それがつらいということはなく、学べることも多くて楽しく働けてると思います。
内容的には、それなりに使えるフロントエンド側の知識をメインに頑張ってますが、逆にいうとそれ以外が相対的に一気に微妙なレベルに落ちた感があるので頑張らないとな〜という感じです。
うん…がんばろう
というわけで
今後もToyama.rbを続けつつ、心機一転頑張っていくのでよろしくお願いします。
(リモートワーク関連でも何かイベントとかできたらいいな〜)